こんにちは。
今回は、我が家で芝生を自分たちで敷いてみた体験談をお話しします。
お庭づくりをしていると、
「芝生って、自分で敷けるのかな?」
「業者さんに頼んだ方がいい?」
そんな風に迷う方、多いと思います。
私もそうでした!
エクステリアプランナー時代は、費用をなるべく抑えて、、、というお客様には芝生はDIYできるよ!とお伝えしていました。ですが職人さんの施工に立ち会いをするとかなりの体力勝負ということはわかっていて、DIYできると言いつつ自分だったらどうするかな?という問いはなかなか決着をつけられていませんでした。
結局我が家は、約35㎡のお庭に高麗芝を、夫婦でDIYで敷くという選択をしました。
でも、実は完全に自力ではなくて、一部の工程は外構屋さんや植木屋さんにお願いしています。
それがとっても助かったので、そのあたりのリアルな感想も含めて、まとめていきますね。
我が家の芝生DIY|こんな感じでやりました
- 面積:約35㎡
- 芝生:高麗芝(ロール状・90cm幅)をネットで購入
- 時期:2月下旬(寒さギリギリ)
- 施工人数:夫婦ふたり
- かかった日数:芝張り自体は1日で完了(でも事前準備のおかげ)
▽敷き終わった直後はこんな感じ。

▽楽天でこちらの高麗芝を購入しました。適度な湿度のある柔らかい土がたっぷりついた状態で届いてとても良かったです!お天気が不安定で配送日時が心配だったのですが、問い合わせにもすぐに対応していただきました。
自分たちでやったこと、プロに頼ったこと
プロにお願いしたところ
- ざっくりとした整地・石や根っこの撤去
└ 外構屋さんと植木屋さんに「ざっくりでOK」と伝えて、庭全体をならしてもらいました。 - ネットで購入した芝生の段ボール開封・搬入
└ ロール芝って結構重たいです。それが段ボールに入って届くので、箱から出す作業も一苦労。職人さん達が荷ほどきまでやってくださったのは本当に有難かったし、よし!あとは敷くだけだ!とやる気も出ました。
このあたりを最初から自力でやっていたら、正直かなり大変だったと思います。おそらく整地で半日~1日、さらに搬入と荷ほどきで丸1日かかっていたはず。
▽フェンスの前に積み重ねてあるのが、荷ほどきをした直後の芝生の状態。

90cmロール、というのは長手方向に90cm、短手方向は37.1cmです。一番多く流通している長方形の芝生は37.1cm×30cmなので、3枚分が1枚で済みます。その分継ぎ目も少なく済むし、施工の手間も減るのでロールタイプを選びました。
”ロール”というとクルクル丸まっている芝生を想像していたのですが、実際には90cmが3つ折りされたような状態で届きました。折れているからといって特に支障はありませんでした!
自分たちでやったところ
- 残っていた石の撤去
- 芝生を敷く(並べる)
- 芝生のカット
- 目土を撒く
- 毎日の水やり
芝生DIYの手順と感想
① 残っている石の撤去
外構屋さんが大まかに整地してくれていましたが、我が家は石がとても多い敷地でまだ細かい石が転がっていました。
地味な作業ですが、石の上から芝生を置くと踏んだ時に痛いし、仕上がりに影響するので大事だと思います。
② 芝生を敷く
ロール芝は大きくて効率はいいけど、運ぶのが大変!
90cmのロールを持ち上げて移動するのは、女性ひとりだとけっこうな重労働。効率良くしようと2枚ずつ運ぼうとしたのですが、早めに諦め1枚ずつコツコツ運んでは敷き、を繰り返しました。
敷きながら「ここ少し凹んでるな」と思ったところには、周りから土をちょっと持ってきて均します。
とはいえ、完全に平らにはならなかったので、今でもところどころ水がたまりやすい箇所があるのですが、まあこれも味かな、自分でやったし、と納得できる程度です。
③ 芝生のカット
お庭の形状に合わせて、角や端をカットする必要があります。
最初は普通のハサミを使ってみたけれど、全然切れない…。
結局、キッチンバサミが一番使えました。
とはいえ切れ味はそこそこで、手も痛くなるので、もし次があるなら園芸用のハサミを準備したいところです。
※結局庭木のお手入れで必要になったのでビバホームで以下を購入しました。ロックがかけられて安全、かつ握るだけでロックが解除されるので使いやすくて気に入っています♪安価なので初めて園芸用ハサミを買うけど何を買うか迷っている方にはおすすめです。
④ 目土を入れる
芝生は隙間をあけずに敷き詰めたのですが、どうしてもピッタリは難しいので多少隙間が空きます。また、芝生と植木エリアの境目も芝の断面が見えている状態。そこから水分が飛んで乾燥してしまう!ということで目土の出番です。
ホームセンターで購入した芝生用の目土を使いました。
これがまた、運ぶのも、撒くのも結構な力仕事…!
最初はスコップですくって丁寧に撒いていたのですがなんせ時間がかかるので、袋を持ち上げて適当にザーッと撒いて、後は手で隙間に入れ込んでいくようにすると効率が良かったです。
⑤ 水やり
根付くまではとにかく毎日たっぷり水やり。
プランナー時代に植木屋さんから教えていただいた記憶をたどって、ちょっと多すぎ?!というくらい、1か所に10秒くらい水を浸透させるイメージでとにかく水を切らさないように気を付けました。
冬は夕方水やりをすると夜に凍結する心配があるので、朝日が昇ってからお昼までの間に水やりをします。
2月の寒い時期で、敷いた翌日はなんと関東でも雪!だったのですが、そこからだんだんと暖かい日も増えて根付きも順調でした。
やってみて思ったこと
- ある程度プロに下地を整えてもらったのは本当に正解
- 芝の搬入と荷ほどきも自分でやってたら、きっともっとバテていた
- 芝敷きそのものは地味だけど、集中力と体力が必要
- 一から全部DIYする場合は、2〜3日かけてやるのがおすすめ
- 仕上がりの多少の凸凹も「自分で敷いた」という満足感がカバーしてくれる
芝生を自分で敷く?業者に頼む?結論は…
我が家の場合は「半DIY、半プロのハイブリッド方式」がちょうどよかったなと感じています。
- 土づくりや整地は、プロに最低限お願い
- 芝敷きや管理は、自分たちでやって節約&楽しむ
というバランスが、費用的にも精神的にも無理がなかったです。
おわりに|芝生を敷いて感じたこと
芝生を敷いた直後は、まだまだ茶色くて頼りない見た目でした。
でも春になって、少しずつ青くなってくると、「ちゃんと根付いてる!」という嬉しさが。
日々の水やりや、芝の上でくつろぐ愛犬マイルスの姿を見るたび、
「自分たちで芝生を敷いてよかったな」と感じています。
5か月経った現時点ではこんな感じ。

ロール同士のつなぎ目はほとんど分からなくなっています。
今の課題
全体的に生えそろってきてはいるものの、生え方のムラが気になっています。
植栽の周りはぐんぐん伸びていい感じなのですが、よく歩き回っているメインの部分は伸びが微妙でちょっと薄い感じ。でもまだ5か月、初めての夏なので、水やりをしつつ今年は様子を見ようと思っています。
理由として想像しているのは、土の固さが原因で根を張るのに苦戦していたり、空気や水の通り道が狭い?ということ。敷地の土が”固い”と職人さんからも言われていました。
▽中央部分の伸びがまばらなところ

植木に近いところや、フェンスを設置した周囲が良く伸びているのは、植木屋さんや外構屋さんが一度大きく掘ってくださったおかげで土がほぐれているのではないかなと想像しています。
▽良く伸びているところ

※フェンスの基礎をいれるために深さ50センチほど?一度掘っているはず。
今後の様子もまたまとめていきたいと思っていますので、お楽しみに!そして夏本番、ぐんぐん伸びてくれるのを期待したいと思います♪
コメント